現在日本国内のLPガスの需要は約1800万トンで、国内エネルギーの約4%を占めています。
各分野毎の需要の概要は次の通りですが、LPガスは「災害に強いエネルギー」と「分散型エネルギー」として、今後さらに需要が高まっていくものと思われます。
戸別住宅、アパートマンション、大型住宅、簡易ガス団地、飲食店、レストランの業務用や学校、病院、事務所、公共施設の厨房、給湯、空調として利用されています。
農林水産用の乾燥、水耕栽培、窯業、ガラス、鋳鉄の加熱などで広く利用されています。
近年CO2の規制の観点から、小型ボイラーのA重油からの燃料転換も多くみられます。
LPガス自動車(主にタクシー)、生協や公共の配送車などの低公害トラック、またフォークリフトの燃料として使用されています。
都市ガスの増熱用やLPガスを化学分解してアンモニア、メタノールをつくる化学原料品として
利用されています。