エネファームとは「エネルギー」と「ファーム(農場)」の造語で、家庭用燃料電池のことです。
家で使う電気とお湯をいっしょにつくるシステムです。
LPガスからとりだした水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくり、発電の際に発生する熱を利用してお湯をつくるシステムです。
■環境にやさしい
エネファームを使っているご家庭の年間の二酸化炭素の排出量は、従来システム(火力発電のエネルギー)にくらべると二酸化炭素の削減量は1.2tで環境にやさしいシステムです。
■各家庭の生活パターンの学習
エネファームはご家庭のお湯の使用パターンを学習し、お湯の需要に合わせて自動運転します。
お湯が足りない時は搭戴してあるバックアップ熱源機で沸かすので湯切れの心配もなくいつも安心です。
■省エネタイプ
貯湯タンクがいっぱいになったら発電停止し、熱を無駄にしないよう自動的に運転する省エネ設計になっています。
■一般的なご家庭では
エネファームで電力の30~60%、給湯の50~80%を賄うことができます。
不足分は電力会社の電気、バックアップ給湯器で補われます。
■使用燃料はLPガスです。
■エネファームは家庭用です。お湯をよく使う店舗などでもご利用いただけます。
■水は水道水で、井戸水は使用できません。
■屋外での設置場所は目安として幅2.7m、奥行き0.9m、高さ2.3mが必要です。
■燃料電池発電ユニット
LPガスから取り出した水素を、空気中の酸素と化学反応させて発電します。
その時発生する熱を利用して同時にお湯をつくります。
■給湯ユニット
燃料電池ユニットでつくられたお湯をためておき、給湯やお風呂に利用します。内蔵のバックアップ給湯器で暖房にもお湯を利用できます。
停電するとエネファームは自動停止しますので非常用電源として使用する事ができません。
余った電気を売る事ができますか
エネファームで発電した電気を電力会社に売ることはできません。
現在の制度では太陽光発電など自然エネルギーで作った電気しか売ることはできません。
機械の寿命はどれくらいですか
累積発電時間4000時間または10年間いずれか早い時間です。効率的な運転した場合で4000時間に達するのは約7年です。
補助金制度はありますか
エネファーム導入支援として国の補助金制度があります。予算枠を超えると補助金は終了します。また補助金額もその年度によって変動します。詳しくは燃料電池普及促進協会のホームページをご覧下さい。
メンテナンスは必要ですか
2年に1度定期メンテナンスを実施します。
エコキュートとの違いは何ですか
エコキュートはお湯を作る機械ですが、エネファームは発電と同時にお湯を作ります。エコキュートは湯切れの心配がありますがエネファームはバックアップ給湯器を搭戴していますので湯切れがおこりません。